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洪水や河川の氾濫!台風の大雨による浸水対策で「土を使わない」最新型の土嚢(どのう)をチェック

投稿日:2016年10月3日 更新日:

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台風やゲリラ豪雨などで河川が氾濫したり洪水が起きると、敷地内や室内に水が浸入しないように「土嚢(どのう)」を置くことがあります。

しかし、最近ではこの土嚢に最新型が出てきたようなんです。

土嚢の必要性と役割

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日本は世界的に見ても雨が多い地域です。

年間の降水量は1,700~1,800mmにもなり、これは世界平均のおよそ2倍に相当します。

また、日本の国土の70%が山地のため、河川は急流になり、中国などの大陸のように広大な土地がないために大河にもならず、台風やゲリラ豪雨などで大雨が降ると、あっという間に河川が氾濫したり洪水が起きたりします。

河川の氾濫と洪水の危険

大雨や雪解けなどを原因として、河川の流量が異常に増加することによって堤防の浸食や決壊、橋の流出等が起こる災害を洪水害といいます。

一般的には、堤防の決壊や河川の大量の水が堤防を越えたりすることによって起こる氾濫を洪水と呼んでいます。

洪水害の例(平成24年7月 九州北部豪雨)

7月11日から14日にかけて、黄海から本州付近にのびる梅雨前線に沿って非常に湿った空気が流れ込み、九州北部地方を中心に記録的な大雨になりました。

これらの大雨により、河川のはん濫や土石流、がけ崩れ等が発生し、熊本県、大分県、福岡県で死者30名、行方不明者2名となったほか、九州北部地方を中心に1万棟を超える住家の損壊・浸水等が発生しました。

河川については、矢部川で堤防が決壊し、白川、合志川及び花月川等で護岸崩壊等が発生し、各地で浸水被害等が多数発生しました。

引用元:気象庁「洪水害」より

このように、河川が氾濫すると、住居の被害だけでなく死者・行方不明者が出るような深刻な被害が出る場合があります。

河川が氾濫する前に、雨雲の動きや雨量分布などを確認して、事前に危険回避できるよう心がけておきましょう。

参考: 国土交通省「川の防災情報」(外部リンク)

土嚢の役割

土嚢は、麻の袋に土を入れて縛り積み上げることで、住居や部屋などへの水の浸入を防ぐことができます。

河川や海の近くの地域だけでなく、台風やゲリラ豪雨の被害も考えると、最近では一戸建てやマンションの1階部分に住む人であれば、個人やコミュニティで保管・管理することも推奨されています。

土嚢の積み方

土嚢の積み方を間違ってしまったり、いい加減な積み方をしてしまうと効果が半減してしまいます。

しっかりと積まないと土嚢の効果がないと言うことを最初に覚えておきましょう。

それでは、土嚢の積み方をイメージしてみましょう。

  1. 土嚢に土を入れたら口をしっかり縛る
  2. 縛った口は水のない側へ向ける
  3. 一段ごとに踏みつけて平らにする
  4. 隙間なく平坦に積み重ねる

具体的な積み方については、江東区のイラスト(PDF)で紹介されていますのでそちらをご覧ください。

参考: 江東区「浸水災害に備えて(PDF)

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「土を使わない」最新型の土嚢とは

アイリスオーヤマ 土嚢 緊急簡易土のう 10枚入

最新型の土嚢は土を使用しません。

そこで以前の土嚢との違いを比べてみましょう。

今までの「土を使う」土嚢

今までの土嚢は、土嚢袋だけ保管しておいて、台風などの自然災害が起こったら土嚢袋の中に土を入れて積み上げていました。

しかし、マンションに住んでいて庭がなかったり、近くに土がなかったりする最近の住宅事情を考えると、災害時に土を入れることは困難になってきています。

その上、実際に大雨が降って外が危険な状態のときに、土嚢袋に土を入れる作業をすること自体が危険で推奨されません。

最新型の「土を使わない」土嚢

使用時に周りに土がなかったり、そもそも土嚢を作ること自体が危険なことが多かった土嚢ですが、最近では土を使わない土嚢が増えてきています。

例えば、Amazonで購入することができるこちらの土嚢。

水に浸けて10分程度で袋がふくらみ、16~20kgほどの土嚢になります。

袋の中にある吸水ポリマーが水(淡水)を吸い、それがふくらむことで土嚢が完成しますので、お風呂の残り湯などでも使用することができます。

また、使用後は天日で3~4日ほど干せば、一般ごみとして廃棄することも可能です(日数は天候によります)。

使用前1つは約110gほどと軽量かつコンパクトなので保管にも困らず、昨今の住宅事情にも優しい最新型の土嚢となっています。

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※市町村によっては土嚢の購入の際に助成金が出るところもありますので、確認をしておきましょう

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