防災グッズ

台風などの自然災害に備えた家庭での備蓄は3ステップに分けて考えるのがポイント

投稿日:2017年5月17日 更新日:

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家庭での備蓄はどのように考えたらいいのでしょうか?

台風などの自然災害に備えて、家庭での備蓄は3つのステップに分けて考えるのがポイントとされています。

では、その「3つのステップ」について一緒に確認していきましょう。

備蓄における3つのステップとは?

自宅の備蓄には、

  1. 緊急避難時にすぐ持ち出せるもの(ステップ1)
  2. 災害発生から3日間を生き抜くためのもの(ステップ2)
  3. 長引く避難生活をできるだけ快適にすごすためのもの(ステップ3)

と、3つのステップに分けて備えることが必要です。

さらに外出時の被災に備えて、普段持ち歩くバッグにも防災グッズを携帯するようにしましょう。

ステップ1:準備しておくと良い「防災ベスト」

緊急避難の際に直ぐ持ち出せて、最低限のサバイバルグッズを入れることができるベストです。

台風や地震等の災害発生時には、「防災ベスト」とヘルメットを各自着用して避難することができます。

すぐ取り出せるように、玄関の近くや子供部屋にハンガーにかけて保管すると良いでしょう。

防災グッズは、ベストにある多くのポケットに分散されるので、着用時にもそれほど重さを感じません。

また、ベストを着用しながら、子供やけが人を背負うことも可能で、ポケットが多いアウトドア用ベストでも代用できる優れものです。

子供が大きくなってきたら、自分の防災ベストの中身は自分で詰めるようにすると防災意識の向上にも役立つので、家族1人1人に1つずつ備えておくと良いでしょう。

※カラーは選ぶことができます

準備しておくと良いものリスト

  • ゼリー飲料
  • 非常食
  • お菓子(あめ、チョコ、クッキー等)
  • 使い捨てカイロ
  • ティッシュ
  • ウエットティッシュ
  • 救急絆創膏と包帯
  • マスク
  • おしりふき
  • レインコート
  • バンダナ
  • 着替え
  • タオル軍手
  • 携帯型ライト
  • 携帯トイレ
  • 携帯ラジオと乾電池
  • 給水袋(給水車から水をもらうため)
  • おもちゃ(子供用)
  • 防災手帳(緊急連絡先、集合場所記載) など

ステップ2:一家に1つ「非常持ち出し袋」

緊急避難後、安全が確保されてから家族が3日間生き延びるための水、食料、生活必需品をまとめたものが「非常持ち出し袋」です。

非常持ち出し袋の中身は、アウトドアの旅行用品をベースに、応急手当の医薬品、暑さ・寒さ対策の小物等、電気や水道等のライフラインが途絶えたときに必要なものをプラスしておくと良いでしょう。

全てを合わせると膨大な量になるので、持ち運びに便利なように3つに分けて、玄関近くや車のトランクなどに保管しましょう。

食料や電池等は、年に3、4回は賞味期限や使用期限などをチェックし、非常食については賞味期限に近づいたものは食べて、新しいものと入れ替えておきましょう。

避難ロープやレジャーシートなどは、防災教室などで災害時の使い方を確認しておくと良いでしょう。

おすすめは、Amazonで購入できる防災セットの「ディフェンドフューチャー」です。

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非常持ち出し袋の中身の例

  • 3日分の非常食(缶詰、缶入りパン、餅等)
  • 食器類
  • 給水袋
  • タオル
  • 医薬品
  • 歯ブラシ・歯磨きシート
  • 携帯トイレ
  • 生理用品
  • トイレットペーパー
  • ビニール袋
  • ウエットタオル
  • 消臭スプレー
  • 使い捨てカイロ
  • 応急手当テキスト
  • 救急セット(消毒薬、ガーゼ、包帯等)
  • マスク
  • 綿棒、脱脂綿
  • 着替え
  • 雨具
  • 懐中電灯
  • 乾電池
  • ロープ
  • マッチ
  • ライター
  • ロウソク
  • レジャーシート
  • ガムテープ
  • 軍手
  • 煙フード
  • 万能ナイフ
  • 避難ロープ
  • 防災用ブランケット
  • ラジオ
  • 貴重品
  • 筆記用具
  • 油性マジックペン など

ステップ3:自宅倉庫の「防災用品」

家族の1~2週間程度の食料や生活必需品は、自宅のストックルームや庭の倉庫に備蓄しておくと良いでしょう。

3日以上、さらに避難生活が長引いた場合にできるだけ快適に過ごすためのものを中心に考えておくとイメージしやすいですね。

備蓄しておく内容は、普段から多めに買い置きしている食料や生活必需品をベースに、さらに非常食をプラスしておきましょう。

食器や調理器具はキャンプ用品と兼用とし、水は、ペットボトルのミネラルウォーターの他、宅配水のストックや光触媒の効果で3年間水の交換が不要なポリタンクも用意しておくと良いでしょう。

避難生活が長引いた場合、非常食だけで過ごすのは難しいので、レトルト食品やパスタなど、家族が食べ慣れた食品も備えておくと良いでしょう。

数多くの防災用品はこちらのサイトで探すことができます。

自宅倉庫に備えておきたいものの例

  • 非常食(缶詰、レトルト食品、麺類、米、餅、お菓子等)
  • トイレットペーパー
  • ティッシュ
  • 大型の簡易トイレ
  • 食器
  • 鍋、やかん
  • ガスボンベ
  • カセットコンロ
  • ランタン
  • テーブルと椅子
  • レジャーシート
  • 寝袋
  • 燃料
  • 着火材
  • ライター
  • マット
  • 段ボール
  • ポリタンク
  • テント

家庭で備蓄を準備する際に覚えておきたいこと

防災グッズを選ぶとき、自分や家族に必要なもの、使いやすいもの、食べ慣れているものといった「相性」を考えることが必要です。

あれもこれもと必要以上に詰め込みすぎて、”重くて持ち出せない非常持出袋” では意味がなくなってしまいます。

また、自分で内容にこだわって揃えたものなら、「買ったまま一度も開けずにしまい込む」ということもなくなるのではないでしょうか。

「これでなければ絶対ダメ!」というような固定概念を捨てて、例えば、持ちやすいリュックに入れてみたりしてみましょう。

また、普段携帯する防災グッズは、好きなキャラクターの付いた懐中電灯や携帯の充電器、お菓子ひとつからでもいいでしょう。

揃える品物の内容も費用も、”いかに負担に感じないでできるか” ということから始めてみると良いでしょう。

普段から携帯したい防災グッズの例

  • ゼリー飲料
  • 非常食(お菓子等)
  • 扇子(夏季の暑さ対策)
  • ティッシュ
  • ウエットティッシュ
  • 除菌剤
  • マスク
  • 大判のハンカチ
  • 非常用覚書(貴重品リスト等)
  • 我が家の防災マニュアル
  • 煙フード
  • 簡易トイレ
  • 懐中電灯と乾電池
  • 身分証明書
  • 筆記具
  • 携帯電話と充電器
  • 現金(紙幣と硬貨)

※煙フードは耐熱温度が400℃程度。煙の温度が高くない火災の初期段階には有効

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